HR Leaders NEXT基幹講座
経営課題を扱ったケーススタディを中心に「財務数字読解力」「データ分析力」「経営・マーケティング戦略知識」および「リーダーシップ」を総動員して、人材・組織面での意思決定を導き出す!CHRO視点の疑似体験。

スケジュール
事前課題
ケースを読了の上、 新社長が掲げる「新経営ビジョン」 「売上・営業利益数値目標」 「数値目標達成のための指針」を実現するため、あなたはCHROとして、1ヶ月後のエグゼクティブコミッティに向けて、どのような組織・人材のあり方・戦略を策定しますか?
2019年9月27日(金)
10:00
~ 10:15
オリエンテーション
参加者自己紹介、講師紹介、プログラムの進め方説明、ケース補足説明
10:15
~ 11:30
討議
事前課題の共有 *グループ討議→全体討議
11:30
~ 12:00
解説
戦略と戦術(短・中・長の両立)、戦略・組織・人事のフレームワーク、数字と人事について
12:00
~ 15:00
昼食休憩
グループ討議 第1回エグゼクティブコミッティに向けたフレームワーク策定 (なぜその戦略なのか?を含む)
15:00
~ 16:00
第1回エグゼクティブコミッティ
社長、CFO、各担当役員へ短・中・長期の人事戦略方針を報告
16:00
~ 17:00
第1回エグゼクティブコミッティの振り返りと第2回に向けてのTo do設定
第1回と第2回の間
各チーム対して、第2回に向けてフォーカスすべきポイントを講師陣からアドバイス
2019年10月23日(水)
10:00
~ 10:30
第1回の振り返り
各チームの重点事項確認。ファシリテータが検討ポイントをより詳細に解説。
10:30
~ 15:00
グループワーク
方針をブレークダウンして、何をどんな優先順位で実施するか、データ/情報を参照しながら策定 *グループごとに適宜昼食
15:00
~ 17:00
第2回エグゼクティブコミッティ
総合フィードバック
開催後1週間以内
個人の「組織・人事戦略策定レポート」提出
⇒ 1ヶ月以内に講師よりフィードバック
プログラム内のチーム活動に加えて、個人ワークとそれに対するフィードバックを行います。
講師紹介
総合ファシリテータ
庭本 佳子
神戸大学大学院経営学研究科准教授
京都大学法学部卒、京都大学大学院法学研究科法曹養成専攻終了。2015年、神戸大学大学院経営学研究科博士課程後期課程修了。博士(経営学)。摂南大学経営学部専任講師を経て、2017年より現職。大学院・MBAで人的資源管理論の講座を持ち、組織能力、リーダーシップ、チーム・ マネジメント等に関する研究を展開している。
主な論文に、「組織能力におけるHRMの役割」(『経営学の再生』〔経営学史学会年報21輯〕文眞堂,2014年、経営学史学会賞〔論文部門奨励賞〕受賞)、「ダイナミック・ケイパビリティのミクロ的基礎としてのリーダーシップ」(菊澤研宗編著『ダイナミック・ケイパビリティの戦略経営論』中央経済社、2018年、所収)、「人事ポリシーと組織文化」(上林憲雄・平野光俊編著『日本の人事システム―その伝統と革新―』同文館、2019年、所収)などがある。
財務・会計分野指導講師
西山 茂
早稲田大学ビジネススクール教授
早稲田大学政治経済学部卒。ペンシルバニア大学ウォートンスクールMBA修了。監査法人ト-マツ等にて会計監査・企業買収支援・株式公開支援・企業研修などの業務を担当したのち、2006年より現職。学術博士(早稲田大学)。公認会計士。上場公開企業の社外役員を歴任。
主な著書に、『企業分析シナリオ第2版』(東洋経済新報社)、『戦略管理会計改訂2版』(ダイヤモンド社)、『出世したけりゃ会計・財務は一緒に学べ』(光文社新書)、『増補改訂版英文会計の基礎知識』(ジャパンタイムズ)、『ビジネススクールで教えている会計思考77の常識』(日経BP社)などがある。
2018年度
パイロット講座
参加者の声
今までは人事の担当者として、人事の戦略にフォーカスした思考になっていたが、本プログラムを通じて、人事は人事だけを語っていてはダメで、経営戦略と人事戦略の結びつきをデータなどを通じて合理的に進めるための行動をしなくてはいけないことを学んだ。
社外ビジネススクールなどを活用してアカウンティング・ファイナンスは勉強していたものの、それを自社において、判断の根拠として使いこなすまでに思考を深めていないことを思い知った。
答えが無い世界で、決断をするという苦しさをケースの中とはいえ経験できた。いつもルールや経営層に自分自身が答えを求めすぎているのではないかと考えるようになった。
これまで人事における戦略とは、ある程度顕在化した人事課題に対する戦略的な取り組みといったレベルでしか考えていなかったことに気付かされた。CEOやCFOと同じ視点で経営課題を捉え、人事部門として、強みは何で、課題は何で、有効な施策は何か、その効果はどうかという、CHROが行うべき戦略人事を今回の講座を通じて理解することが出来た。
戦略人事としての意識をもって、ということは頭では理解していても、日々のリアルな人事の現場は、上流の方針がある程度カスケードされた状態で届くので、あの視点で考えを求められることがなかったからです。たとえケースといえども、事業戦略の研修ではなく、戦略人事の研修として今回のゴール感を求められることは、とても刺激になり、現状の自分との差分がたくさんみえました。体感したほうが納得感が高いものだと感じました。
財務分析等に基づいて戦略検討をしておらず、分析から何を導き出すかに苦労した。データから何を理解するかという重要性をあらためて認識した。
膨大なデータや状況分析に自分の想いをのせて、ストーリー性を意識して戦略を組み立てていくのがとても難しかった。
様々な情報が有り、何を取り入れて何を取り入れないか等の判断も必要であり、実際の業務に近いと感じた。